■サスティナブルデザイン(持続可能な計画)の手法

「サスティナブル」とは「持続可能な」事を示していますが、例えばサスティナブル建築とは?の問いには、一言で言い表せない
深い意味があります。私の考えでは、環境負荷の低減につとめる建築、環境破壊をしない建築、建築の存在する場の生活や文化を
継承し、発展を促す様に配慮された建築等があげられますが、それらの「継続性」が重要です。

スクラップ&ビルドの経済第1主義からの脱却もあるかもしれません。原発の問題からエネルギー問題へと発展、エコブームと
なりました。私は30数年前よりパッシブデザイン(受動的なデザイン)を第1のテーマとしてきました。パッシブデザインに
対してはアクティブデザイン(能動的なデザイン)がありますが、こちらは機械力を利用する考えです。

1981年、完成した自邸では蓄熱体としてのコンクリート外断熱の開発と実践(コンポジットユニット工法)と南面に2階まで達した
大きなガラスボックスの集熱体を設けました。断熱、蓄熱、集熱の三位一体がエコ住宅につながると考えました。同時に断熱材と
一体になったユニットは外壁材と型枠材の役割を果たし、当時世界一の合板消費国に対する、ひとつの解決策として考えました。
この住宅から幾つかのコンクリート系外断熱、及び太陽熱を利用した住宅を作ってきました。


私は栗山町出身です。現在は札幌に住んでいますが、高校生まで栗山で過ごしました。「栗山町の家達」の第1号が完成したのが、
1988年。以来、口伝えで年に1〜2棟のペースで34棟の住宅を作ってきました。人口12500人の小さな街ですが、一部線をなして
いる所もあります。点在していて、面とはなってはいませんが、作りつづける事は、街並み形成の一助になればと思っています。
33〜34号は次世代の住宅です。老舗、創業135年の「小林酒造の保存と再生」も重要です。「なつかしホール」「酒蔵広場」は、
蔵群の一部を改修したものです。

35号と36号は栗山町発注の「どうえい団地」で2棟16戸の集合住宅が完成しました。戸数では戸建て住宅と合わせて50戸になります。
ひきつづき、栗山町角田に曙団地が着工します。エコのみではなく“つどって住まう楽しい団地”にしたいと思っています。


「持続は金なり。」のことわざ通り、持続的な家と街づくりの構築「サスティナブルデザイン」が、私達の仕事と思っています。